【在住外国人】楽天証券でNISAはできる?名前の罠と帰国ルール完全ガイド


CEO / Native Japanese Expert
更新日: 2026年1月18日
Send to Friends (Summary)
- •在住外国人は楽天証券でNISA口座を作れる?答えはYesですが、6ヶ月ルール、ミドルネームの入力エラー、帰国時の強制解約リスクなど注意点が満載です。審査に落ちない申請方法と、将来の帰国を見据えた出口戦略を2026年最新情報で解説します。
Designed for LINE / WhatsApp sharing
「日本で働いて貯金もできたし、そろそろNISA(ニーサ)で投資を始めたい」
そう考えている在留外国人の皆さん、少し待ってください。 日本の証券会社、特に人気の楽天証券は、外国人にとって 「名前の入力ミスで審査に落ちる」「クレジットカード積立がエラーになる」「帰国時に税金で損をする」 といった、日本人にはない落とし穴だらけです。
特に「ミドルネーム」を持つ方や、将来的に母国へ帰る予定がある方は、何も知らずに申し込むと 口座凍結や資産ロック のリスクさえあります。
この記事では、在住外国人が楽天証券でNISA口座を確実に開設するための要件、審査を通過する裏ワザ、そして将来日本を離れる際の「出口戦略」までを完全解説します。
【結論】在住外国人でも楽天証券でNISAはできる?
結論から言うと、外国籍の方でも 日本の法律上の「居住者」であれば、日本人と同じように楽天証券でNISA口座を開設可能 です。
ただし、誰でもすぐに作れるわけではありません。もっとも重要なのが「6ヶ月ルール」と呼ばれる壁です。
「6ヶ月ルール」の壁とは
日本の法律(外為法)では、入国後6ヶ月未満の外国人は原則として「非居住者」扱いとなり、NISA口座はおろか、通常の証券口座も開設できません。
- 入国後6ヶ月未満: 原則不可(非居住者)
- 入国後6ヶ月以上: 開設可能(居住者)
ビザの種類による例外と注意点
あなたの持っている在留資格(ビザ)によって、このルールの適用厳格度が異なります。
- 永住者・定住者・配偶者ビザ: もっともスムーズに開設できます。ただし、在留カードの有効期限には注意が必要です。
- 就労ビザ(技人国など): 入国直後でも「日本国内の事務所に勤務している(雇用契約がある)」ことが証明できれば、6ヶ月未満でも開設できるケースがあります。ただし、社員証や在職証明書の追加提出を求められることが多く、審査に時間がかかります。
- 留学生: もっともハードルが高いです。「6ヶ月以上経過」していれば可能ですが、アルバイトは「勤務」とみなされないことが多く、入国直後の開設はほぼ不可能です。
- 短期滞在: NISA口座の開設はできません。
審査に落ちないために!口座開設に必要な書類と「名前」の罠

多くの外国人が楽天証券の審査で落ちる、あるいは途中で諦めてしまう最大の原因が 「書類不備」と「名前の入力エラー」 です。
必須書類の3点セット
以下の3つが手元にないと、申し込みは完了しません。
- 在留カード(Residence Card) 有効期限が 「3ヶ月以上」 残っていることが必須条件です。更新中の場合、裏面にスタンプがあっても、新しいカードが届くまで審査には通りません。
- マイナンバー(個人番号) 「通知カード」または「マイナンバーカード」が必要です。
- 本人確認書類 運転免許証など(スマホで本人確認「eKYC」を利用する場合)。
【最重要】ミドルネームと「名前完全一致」のルール
ここが最大の難関です。楽天証券はセキュリティ上、 「在留カードの名前(ローマ字)」と「登録するフリガナ」、「銀行口座・クレジットカードの名義」が完全に一致 していないとエラーになります。
特にミドルネームがある方は、以下のトラブルが頻発します。
- トラブル例:
- 在留カード:
SMITH JOHN DAVID - 楽天カード:
SMITH JOHNDAVID(文字数制限でスペースなし) - 結果: NISAの積立設定時に「名義不一致」となり、クレジットカード決済ができない。
- 在留カード:
解決策:手動入力(Manual Input)を使う
楽天証券の申し込み時は、 必ず在留カード通りにローマ字(または正式なカナ) で入力してください。
そして、もし楽天カードでの積立設定時にエラーが出る場合は、最近実装された 「手動入力(Manual Input)」 オプションを探してください。自動連携ではなく、カード券面に記載された名前(スペースの有無など)を手動で入力することで、照合をパスできる裏ワザがあります。
なお、楽天カード自体の作成時にも名前のルールには注意が必要です。以下の記事で詳しく解説しています。
【実践】楽天カードの申し込み手順完全ガイド:英語入力のコツと審査落ちしないための注意点
外国人が「楽天証券」を選ぶべき3つの理由と新NISA活用法
手続きの苦労を乗り越えてでも、楽天証券を選ぶメリットは大きいです。
1. 楽天ポイントが貯まる(クレカ積立)
NISAのつみたて投資枠で投資信託を買う際、楽天カードで決済するとポイントがもらえます。
- 月10万円まで積立可能
- 還元率: 無料の楽天カードでも 0.5%
- 実質利益: 月10万円積み立てると、年間で 6,000ポイント もらえます。これは投資の利益とは別に確実にもらえるリターンです。
2. SPU(スーパーポイントアップ)
NISA口座で月30,000円以上の投資信託を購入(ポイント利用含む)すると、その月の楽天市場での買い物がポイントアップします。帰国時のお土産や生活用品を買う際に有利です。
3. UIが直感的
楽天証券は英語対応していませんが、アイコンやグラフが多用されており、Google Chromeの自動翻訳機能を使えば十分に操作可能です。
まだ楽天カードを持っていない方は、NISA申し込みの前に必ず作っておきましょう。カードがないと楽天証券のメリットは半減します。
「帰国」が決まったらNISA口座はどうなる?(出口戦略)

外国人にとって避けて通れないのが、「日本を離れる時、NISA口座はどうするのか?」という問題です。ここを理解していないと、最悪の場合、資産を引き出せなくなります。
原則:非居住者になるとNISAは解約
日本を離れて「非居住者(住民票を抜く状態)」になる場合、原則としてNISA口座は 解約(全売却) するか、課税口座へ払い出す必要があります。
もし放置して帰国すると、以下のリスクがあります。
- 口座凍結・ロック: 海外からのアクセスや、登録した日本の携帯電話番号(SMS認証)が使えなくなることで、ログインできなくなります。
- 強制解約: 非居住者であることが発覚した場合、NISA口座が強制的に廃止される可能性があります。
一時的な出国(5年以内)の特例
会社の命令による海外転勤などで、「5年以内に日本に戻る」ことが証明できる場合(辞令などが必要)に限り、NISA口座の資産を非課税のまま 継続保有 できます。 ただし、海外にいる間は 新たな買付(積立)はできません。
完全帰国(5年超・退職など)の場合
もっとも多い「母国へ完全帰国する」ケースでは、以下の出口戦略をとってください。
- 全売却のタイミング: 出国の2〜3週間前には全ての投資信託・株を売却し、日本円にしておく。
- 出金と送金: 楽天証券から銀行口座へ出金し、海外送金を行います。
【お得な送金方法】 日本の銀行から海外へ送金すると、数千円〜数万円の手数料と悪い為替レートで損をします。 Wise(ワイズ) を使えば、銀行の最大8倍安く、リアルレートで母国へ資金を移動できます。
帰国時の送金サービスの比較については、以下の記事も参考にしてください。
【手数料比較】日本から海外への送金サービスおすすめ4選:Wise、SBIレミット、Revolut、銀行送金
米国籍(US Citizens)の方への特別な注意点
アメリカ国籍の方(Green Card保持者含む)は、さらに注意が必要です。
- FATCA(外国口座税務コンプライアンス法): 口座開設時に必ず米国納税者番号の申告が必要です。
- PFIC問題: 米国の税制上、日本の「投資信託(Mutual Funds)」はPFIC(受動的外国投資会社)とみなされ、 懲罰的な課税対象 になるリスクが高いです。
米国籍の方は、NISAであっても日本の投資信託は避け、 個別株(Stocks) にするか、米国の証券会社(Interactive Brokersなど)を利用する方が税務上安全と言われています。
よくある質問(FAQ)
Q. 楽天証券は英語サポートがありますか? A. いいえ、ありません。コールセンターも日本語のみです。日本語に自信がない場合は、日本人の友人や通訳サポートができる方と一緒に手続きすることをおすすめします。
Q. マイナンバーカードを作らないとNISAはできませんか? A. マイナンバー(番号)は必須ですが、カード自体がなくても「通知カード」と「顔写真付き身分証(在留カード)」があれば開設可能です。ただし、eKYC(スマホ本人確認)を利用する場合はマイナンバーカードがあるとスムーズです。
Q. 帰国時にNISAの税金はどうなりますか? A. 日本国内ではNISA口座内で売却すれば非課税です。ただし、帰国後のあなたの母国の税制によっては、日本で得た利益に対して母国で課税される可能性があります。
Conclusion
在住外国人にとって楽天証券でのNISAは、ポイント還元の恩恵が大きく、日本での資産形成における強力な武器になります。 「6ヶ月ルール」と「名前の入力」さえクリアできれば、あとは毎月自動で資産が積み上がっていきます。
まずは、NISAの必須アイテムである 「楽天カード」と「楽天証券」 の申し込みから始めましょう。不備があっても修正は可能です。まずは行動することが、資産形成への第一歩です。
免責事項
※ この記事の情報は、執筆時点で正確です。法律や規制は変更される可能性があるため、常に公式ソースで最新情報を確認してください。この記事のコンテンツについて生じた損害については一切責任を負いません。



