在日外国人のための防災アプリと多言語の緊急情報ガイド

CEO / 日本生活エキスパート
更新日: 2026年7月25日
生活インフラ
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最終更新: 2026年7月25日
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- •災害前に入れておくべき防災アプリ。Safety tips、NHK WORLD、Yahoo、全国避難所ガイド。Jアラート、緊急地震速報、避難所と避難場所の違いも解説。
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すぐにわかる答え(30秒): 何かが起きる前に、まず無料アプリを最低2つ入れておきましょう。Safety tips(日本公式の多言語警報アプリ。15言語に対応し、地震・津波・気象の警報をプッシュ通知)と、全国避難所ガイド(Zenkoku Hinanjo Guide)のような避難所検索アプリです。日本の携帯回線につながっているスマホなら、**Jアラート(J-Alert)や緊急地震速報(kinkyu jishin sokuho)はサイレンのような大きな警報音で自動的に届きますが、その多くは日本語なので、多言語アプリが「翻訳レイヤー」の役目を果たします。今のうちに1組の言葉を覚えておきましょう。避難場所(hinan-basho、公園など、その場の安全を確保するための場所)と、避難所(hinanjo、泊まることができる場所)**の違いです。地震のときは、姿勢を低く、頭を守り、揺れがおさまるまで動かない(drop, cover, hold on)。台風のときは、数日前から準備し、自治体の避難レベルに従いましょう。
在日外国人にこの備えが必要な理由
日本では地震・台風・水害が起き、ときには津波も発生します。公的な警報の伝達は速く、深刻です。日本語を母語としない人にとっての難点は、最も大きく速い警報(スマホの警報音、テレビの緊急画面、屋外スピーカー)の多くが日本語だということです。解決策はシンプルで、スマホがすでに受け取っている警報の上に、多言語アプリを1〜2個重ねること。そして、警報が「何をすべきか」を伝えているのかを理解できるよう、いくつかの言葉を覚えておくことです。
このガイドでは、入れておくべきアプリ、裏側で動いている警報システム、最も重要な避難所と避難場所の違い、そして地震・台風のときに実際にとるべき行動を解説します。
入れておくべきアプリ(無料・災害が起きる前に)
時間に余裕のあるうちに、Wi-Fi環境で今すぐ入れて、通知の許可をオンにしておきましょう。実際の災害時には、アプリストアも回線も混み合います。
| アプリ | 向いている用途 | 対応言語 | 補足 |
|---|---|---|---|
| Safety tips | 公式のプッシュ警報 | 15言語(英語・スペイン語・ポルトガル語・ベトナム語・インドネシア語・タガログ語・韓国語・中国語などを含む) | 観光庁(Japan Tourism Agency)の監修。緊急地震速報、津波、気象警報のほか、避難フローチャートや会話用フレーズカードも収録。一番重要な1本です。 |
| NHK WORLD-JAPAN | 災害時のニュース | 11言語 / 12の表記体系 | 地震・津波・気象特別警報のプッシュ通知に加え、英語のライブニュースやラジオも。設定で災害通知をオンにしておきましょう。 |
| 全国避難所ガイド(Zenkoku Hinanjo Guide) | 最寄りの避難所探し | 英語・日本語・韓国語・簡体字中国語・繁体字中国語 | 全国でおよそ10万件以上の避難所・医療機関・給水拠点を地図表示。気象・地震・津波情報にも対応。 |
| Yahoo!防災速報(Yahoo! Bousai Sokuhou) | 最速の地域別警報 | 日本語インターフェース | 住民に絶大な人気があり、速くきめ細かいプッシュ警報が届きます。UIは日本語なので、日本語を読まない人は翻訳アプリと併用を。 |
| 東京都防災アプリ(Disaster Preparedness Tokyo) | 東京在住者向け | 英語・中国語・韓国語・やさしい日本語 | オフラインで使える防災ガイド、賞味期限を管理できる備蓄チェックリスト、防災マップを収録。東京に特化しています。 |
選び方: もし1つだけ入れるなら、Safety tipsにしましょう。地図で最寄りの避難所を探せる全国避難所ガイドと、大きな災害時に英語ニュースが読めるNHK WORLD-JAPANを追加すると安心です。東京在住の方は東京都防災アプリも入れておきましょう。
ヒント
。外国人向けの多言語アプリはNHK WORLD-JAPANです。これとは別に日本語の国内向けアプリNHK ONE(2025年に従来のNHKニュースアプリを置き換え)があり、こちらも優れていますが日本語のみです。英語で見たいなら、NHK WORLD-JAPANを選びましょう。
裏側で動いている警報システム
これらは自分で登録する必要はありません。日本の携帯回線につながっているスマホなら、その多くは自動で届きます。
緊急地震速報(Kinkyu Jishin Sokuho)
日本各地の地震計が、地震の速くて弱い最初の波(P波)を検知し、遅れてくる強い揺れ(S波)がどこを襲うかを計算して、対象地域のスマホに警報をプッシュ通知します。運用しているのは気象庁(Japan Meteorological Agency、JMA)です。揺れが来るまで数秒から数十秒の猶予があることもあれば、震源の真上にいる場合は猶予がほとんどないこともあります。独特の大きな警報音と画面表示で届きます。これを聞いたら、まずスマホを探すのではなく、すぐに自分の身を守ってください。
Jアラート(全国瞬時警報システム / J-Alert)
**消防庁(Fire and Disaster Management Agency、FDMA)が運用し、2007年に始まったJアラート(J-Alert)**は、全国規模の緊急事態(大地震・津波・激しい気象・ミサイル情報など)を衛星経由で、数秒以内に自治体・放送局・スマホへ直接届けるシステムです。テレビ画面を赤い全画面警告で乗っ取り、地域の屋外スピーカーを鳴らすのも、このJアラートです。
警報が鳴ったときの音と見え方
- マナーモードでもスマホから鳴る、大きくしつこい警報音。
- 全画面のメッセージ(多くは最初に日本語が表示されます)。
- 屋外スピーカー。テレビでは赤い帯と警報音。
画面の文字はたいてい日本語なので、多言語アプリが重要になります。Safety tipsやNHK WORLD-JAPANを開いて、その警報が自分の言語で何を意味するのかを確認しましょう。
避難所と避難場所
この2つの言葉は似ていてよく混同されますが、意味が異なります。間違ったほうへ向かうと、貴重な時間を無駄にしてしまいます。
| 用語 | どんな場所か | 泊まれる? | 例 |
|---|---|---|---|
| 避難場所(hinan-basho、指定緊急避難場所) | 災害の直接の危険から逃れるために、すぐに避難する場所。適した場所は災害の種類(津波・火災・洪水)によって変わります。 | いいえ。その場の安全を確保するための広い場所です。 | 公園、広場、高台、津波用の頑丈な高い建物 |
| 避難所(hinanjo、指定避難所) | 自宅が危険だったり戻れなかったりするとき、数時間から数日滞在する場所。 | はい。通常、食料・水・寝具が用意されます。 | 学校の体育館、公民館、公共ホール |
目安として、危険が迫った最初の瞬間には、まず避難場所(hinan-basho)へ走って当面の脅威から命を守り、危険が過ぎても自宅に帰れないときに避難所(hinanjo)へ移って身を寄せます。多くの場所は両方に指定されています。標識にある緑と白の標準的な避難ピクトグラムを目印にしてください。
大切なこと: 日本の避難所は観光客や外国人住民を含め、誰でも利用できます。日本国籍である必要も、日本語を話せる必要もなく、受け入れてもらえます。
必要になる前に自分の避難先を確認しておく
今日のうちに全国避難所ガイドを開き、自宅と職場から最寄りの避難場所(hinan-basho)と避難所(hinanjo)を確認しておきましょう。お住まいの市区町村の役所も、洪水・土砂災害・津波のリスクと指定避難所を示した無料のハザードマップ(hazado mappu)を公開しています。自治体のウェブサイトには英語版があることも多いです。
5段階の避難情報(警戒レベル)
2021年以降、洪水・大雨・土砂災害・高潮の避難情報は5段階の警戒レベルで整理されており、数字でどれだけ緊急かがわかるようになっています。気象庁が情報を発表しますが、実際の避難の指示を出すのはお住まいの自治体です。
| レベル | 意味 | とるべき行動 |
|---|---|---|
| レベル1 | 早期注意情報、最新情報 | 心構えをし、予報を確認する |
| レベル2 | 注意報。避難行動を確認 | 避難経路と避難先を確かめる |
| レベル3 | 高齢者等避難(kourei-sha-to hinan) | 高齢者・障害のある人・避難に時間がかかる人は今すぐ避難。その他の人は準備を始める |
| レベル4 | 避難指示(hinan-shiji) | 対象地域の全員が今すぐ避難する |
| レベル5 | 緊急安全確保(kinkyu anzen kakuho) | すでに災害が発生している可能性があり、移動が手遅れのこともある。今いる場所で最善の行動をとる |
レベル5を待ってはいけません。レベル4は「逃げる」という意味です。レベル5は安全に避難できる時間がほぼ過ぎてしまった状態なので、その場で身を守ります(上の階へ、窓から離れて、建物のいちばん頑丈な場所へ)。
地震のときにとるべき行動
- 姿勢を低く、頭を守り、動かない(drop, cover, hold on)。 手と膝を床につけ、頭と首を守り(できれば頑丈なテーブルの下に入り)、揺れがおさまるまでじっとします。揺れている最中に外へ飛び出さないこと。落ちてくるガラスや外壁が最大の危険です。
- 出口へ駆け出さない。 窓・本棚・倒れてくる可能性のあるものから離れます。
- 揺れがおさまったら、 ドアや窓を開けて逃げ道を確保し、安全であればガス・火を止め、靴を履きます(割れたガラス対策)。
- 海の近くにいるなら津波警報を確認し、発表されたらすぐに高台や津波避難ビルへ移動します。車ではなく徒歩で。
- 情報を入手する。Safety tipsやNHK WORLD-JAPANで確認し、自宅が危険なときや指示が出たときだけ避難所へ向かいます。
台風のときにとるべき行動
台風は地震と違い、数日前から予報が出るため、準備がすべてです。2026年は活発なシーズンになると予想されています。
事前に(数日前から):
- 3日分の水と食料、充電したモバイルバッテリー、懐中電灯、常備薬をそろえる。
- 小額紙幣の現金を少し用意する(停電やカード読み取り機の不具合に備えて)。
- ベランダで飛ばされそうなものは、室内に入れるか固定する。
- 今のうちに最寄りの避難所(hinanjo)を確認し、ハザードマップで洪水・土砂災害のリスクを見ておく。
最中は:
- 室内にとどまり窓から離れる。雨戸があれば閉める。
- 自治体の警戒レベルに従う。レベル4が出たら、風雨で移動が危険になる前に早めに避難所へ。
- 川・海岸・地下道は急に浸水するので近づかない。
シンプルな非常持ち出し袋
サバイバル用のシェルターは必要ありません。玄関に小さなバッグを1つ置いておけば、たいていの場面に対応できます。
- 水と、数日分の日持ちする食料
- スマホのモバイルバッテリーとケーブル、小型の懐中電灯
- 在留カード(zairyu card)とパスポートのコピー、いくらかの現金
- 基本的な救急セットと常用している処方薬
- ホイッスル、マスク、暖かい着替え一式
市販の防災セット(bousai kit)は、ネットやホームセンターで広く売られています。 TODO_AFFILIATE_VERIFY
かんたんチェックリスト
- Safety tipsを入れ、通知をオンにする。
- 全国避難所ガイドとNHK WORLD-JAPANを追加。東京在住者は東京都防災アプリも。
- 最寄りの避難場所(hinan-basho)と避難所(hinanjo)を確認し、自治体のハザードマップをダウンロードする。
- 覚える:レベル4=今すぐ避難、地震=姿勢を低く、頭を守り、動かない。
- 小さな非常持ち出し袋と現金を用意しておく。
安全に日本での生活を始めるための情報は、JapanLifeStartの基本ガイドや住まいと日常生活のセクションもご覧ください。
出典 / 最終更新: 2026年6月25日時点で、観光庁 / JNTOのSafety tipsアプリ案内ページ、NHK WORLD-JAPAN、緊急地震速報とJアラートに関する気象庁(JMA)・消防庁(FDMA)の情報、内閣府の防災資料、Nippon.com、東京都の多言語防災ポータル(TIPS)をもとに作成しました。アプリの対応言語や提供状況は変わることがあるため、利用前に各アプリの最新のストア掲載情報を必ず確認してください。
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